日本認知症ケア学会大会②
- miwa06150920
- 6月8日
- 読了時間: 4分
こんにちは、あるいはこんばんは
井戸端介護のミケこと宮下です。
まだ少し書きたいことがあったので、もう一つ記事を上げることにしました。
この認知症ケア学会ですが、圧倒的に医療関係者が多い!認知症ケアなのに!
と思いましたね。
そう思ったのには理由があります。
まず前提として「ケア」とは何でしょうか?
私の中で「ケア」は治療や医療的ものではなく、寄り添いや補いといった介護的イメージが強くあります。
介護現場にいるからでしょうかね?
ちなみに「ケア」を辞書で引くと、…ふむふむ
「世話」「手入れ」「心配り」など出てきました。
やはり介護っぽさのある言葉な気がします。
おや、そういえば「医療的ケア」という言葉がありましたね。
ということはやっぱり医療なのか?
医療的ケアについても調べてみることにします。
医療的ケア:病院で医師や看護師が行う「治療」ではなく、自宅や学校などで日常的に行われる「医療的な生活援助行為」を指す。
なるほど、生活寄りではあるけれど医療ではあるようです。
さて、ここまで読んでくれた人は
なんで「ケア」という言葉の意味にこだわっているのだろうと思ったでしょう。
今回初めて認知症ケア学会大会に参加し、講演を聞きました。
皆、口をそろえて当事者のことをこう呼びます。
「患者さん」と。
私は常々「患者」と言う呼び方に疑問を持っていました。
もちろん講演会に登壇されている方々は医療関係者が多く、病院での事例だったりするので
「患者」と呼ぶことはおかしくないと思います。
しかし医療関係者の方々は在宅や施設といった介護現場においてもご利用者様、ご入居者様のことを往々にして「患者」と呼びます。
家だろうと治療中なら家も医療現場だったりするのでしょうか?
私はそうは思いません。
(ただ私は医療現場に居たことはないので、実際のところはわかりません。もし医療関係者の方にこの記事が届いたら、そのあたり教えていただきたいところです。)
介護現場は生活を支える場所です。
在宅はもちろんのこと、施設にいらっしゃる方もそこに住んでいます。
家でただ普通に暮らしているだけなのに患者さんと呼ばれるのです。
仮に施設に入居していて病院に行きたくない方がいたとします。
訪問診療に来たお医者様や看護師の方が「患者」など病院を連想する言葉を使っている所をその方が聞いたらどう思うでしょうか?
「私は知らない間に病院に連れて来られていたんだ!帰らないと!」
そう思うかもしれません。
施設なんて特に病院っぽく見える所も多いですから、認知症の方には混乱を招きかねません。
お医者様に安心感を持つ人も居るので、一概には言えませんけどね。
ただ実際に施設でご入居者様のことを平気で「患者」と呼んだり、
「転ぶから立てないように低床にしましょう」とか言ってしまう看護師さんを私は知っています。
それも施設所属の看護師さんなのにです。
施設は生活の場です。治療の場である病院ではなく、生活の場なのです。
治療の場と生活の場の区別をつけてから介護の世界に来てくれないと現場はとても混乱します。
特に事故発生時の対策を立てる時などは、医療的視点でしか見てくれない看護師さんだと苦労します。
要は医療、治療目的だったとしても「生活の場」に入り、関わらせていただいていることを意識して欲しいのです。
「治療が必要な患者」ではなく、「そこに暮らす人」であるという視点があれば介護現場において「患者」なんて言葉は出ないと思うのです。
なんだか「患者」という言葉のアンチみたいになってしまいましたね(笑)
このひとり言が
「患者」という言葉がどんな背景で出てきたのか?なぜその方を患者と評したのか?
本当にその考え方は今この方の状況に合ってるのか?
介護現場に関わる全ての人が、そんなことを考えるきっかけになるといいなと思います。




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